第115回コラム

　バンダイナムコエンターテインメントより配信中のiOS/Android用アプリ『ガンダムブレイカーモバイル』。担当ライターのまさんが『ガンブレ』を始めた初心者向けのコラムをお届けしていきます。

【初心者から始めるガンブレ】Hi-νガンダムがまた増えたし、改造できるようになったハリソン機も素敵【第115回】 †

文：まさん

　自販機の下にある小銭を探してるなんて……。あんた、ちょっとセコイよ！　ち、違うんだクェス。これは、自分の小銭を落としたんだ……！　身構えている時には、死神は来ないものだなとフォトスタジオを使って一人で小芝居をしてしまいましたが、そうです。来ましたね。今回のガシャの「創快祭」にHi-νガンダム（T）が来ました。え、流石に今回はコラムの始まり方が強引ですって!?　ちょっと無理があったかな。

　当然、性能としては最新のガシャになるほど強いわけですが、それにしてもνガンダムの系列機が追加されすぎて、自分もだいぶ混乱してきましたよ。今、何がどれだけあって、属性違いがいくつあったかな。いったいどれだけいるんだν。というわけで、今回はこれまで出てきたνガンダム系の機体について振り返っていきたいと思います。

　ちなみに、AIパイロットのほうはバズ・ガレムソンが来ましたよ。そうそう、やっぱりバズ・ガレムソンはネオガンダムで出撃するから追加されるのも納得……って、ネオじゃねぇ！　もしかして、Hi-νガンダム（T）を実装したから、ネオガンダムのパイロットを言葉遊びで合わせてきたってことなのかな。ほら、νガンダム→ニューガンダム→NEWガンダム→ネオガンダム的な発想で繋げてきたのかなって。いや、そもそもこうなったら、ネオガンダムも実装してもらわないと。いけない、いけない、話がシルエットフォーミュラの方向にズレてきたので戻しましょう。このコラム、すぐ脱線するんだから～。

伊達じゃないνガンダムが多すぎるので整理してみよう †

　というわけで、ついに今回はT属性のHi-νガンダム（T）が追加されました。HWSがついたり、Hi-νだったり、なんだかいろいろ増えすぎて、νガンダムと言っても何がなんだか分からなくなっている人もいるかもしれません。そもそも、原作の『逆襲のシャア』を見たことがある人でも混乱するくらいMSVやら小説版やらが増えましたからね。滅茶苦茶増えました。ツインバスターライフルどころじゃないくらい増えちゃった。流石にハイストリーマー星野版はまだ出てませんが、今回のガシャを機に少し振り返ってみましょう。それにしても、全部期間限定なのかあ。さすがνガンダム。伊達じゃない。

Hi-νガンダム（T） †

　まずは、今回の期間限定品から。Hi-νガンダムのT属性かつ最新のガシャということで、性能面はかなり高いです。ここで書かなくてもいいくらい、高性能なやつ。

　なお、パーツ評価のページでは頭とビームサーベルがUltra評価なのですが、個人的な注目は脚ですね。ワードタグの条件が連邦でクセはあるものの、EXskillのクールタイムが最大28％減少の特性1。T属性の時に同じくEXskillのクールタイムが最大28％減少する特性2。この2つを合わせて、脚だけで最大56％もクールタイムが減少するんですよ。これって、割と見逃せないパーツなのでは？

　改造自体もBIG改造で★7覚醒可能が可能と、かなり優秀な機体。しかしながら、前回の3周年記念ガシャが優秀過ぎたので、割りを食い気味ですね。とはいえ、Hi-νガンダム（S）が追加されれば、アトリビュートリンクも完璧になります。3属性揃えて持てる日を期待したい。最後に出る（S）はどれだけ強くなるやら……。

RX-93ff νガンダム（P） †

　8月の3周年記念ガシャで登場した、特別な期間限定機体。どれもこれも威力アップに被弾倍率アップと、特性が軒並み優秀です。そのうえで、EXskillの威力が最大SSSまで上がる背中パーツという現時点での最高峰パーツまで有しています。

　評価SSSの腕ですら、EXskillの使い勝手がバツグン。記念のガシャで登場しただけに、現時点では無茶苦茶強いです。ただし、3周年の記念ガシャだったので復刻するタイミングも遅い予感が……。以前のガシャで手に入れられなかった人は、有料チケットや復刻ガシャなどに登場した時を見逃さないようにしましょう。

Hi-νガンダムHWS 第2形態［Ver.Ka］（S） †

　威力上昇系を持つ腕など、パーツ特性としては悪くないHWS第2形態。悪くはないのですが期間限定として出た時期が時期なだけに、現状では★7覚醒できないのがネックです。ハイパー・メガ・ライフルなど、威力上昇系のパーツ特性が貴重な部位のパーツが手に入ったら使っていくと良さげかも。

νガンダムHWS（T） †

　過去に行われた「νガンダムHWSビルド計画」で手に入った機体。つまり、待っていればいずれイベントのペレットで交換できる日が来ます。過去のパーツ評価だとそこまで高くないのですが、それは★7実装前だから。今では★7覚醒ができるようになったので、パラメータの面でも見劣りしません。なにより、遠距離攻撃をすべて防げる「フィン・ファンネル・バリア」を発動可能な背中の存在が大きいでしょう。

　遠距離攻撃なら意外なものでも防げるのはコラムで書きましたが、ファンネルの稼働時間が延長する特性にも対応しているのが良いところ。発動するだけで遠距離攻撃が気にならなくなるので、非常にありがたいEXskillです。そもそも、この系統のバリア自体が貴重なので、イベントで復刻されたら交換しておきましょう。

Hi-νガンダム［Ver.Ka］（S） †

　指揮官機ベースのワードタグが使いやすく、S属性で威力上昇系を持つ胴体などのパーツもそれなりに使っていけるのですが……やっぱり、出た時期が時期だけに★7覚醒が実装されていません。パラメータ面ではどうしても見劣りしてしまうので、覚醒の実装待ちな部分も大きいかと。個人的には、弾数武器を持つ盾に注目しています。

　なお、こちらは［Ver.Ka］であり、無印のHi-νガンダムとは別機体なので要注意。アトリビュートリンクは発生しません。機体色も違うから別物ですね。

Hi-νガンダム（P） †

　現段階では★7覚醒できないのが弱点ですが、最新ガシャのHi-νガンダム（T）とアトリビュートリンクが発生するという利点のある機体。パラメータ的には今の一線級とは戦えないものの、弾数武器を持つ腕とシールドがなかなか優秀です。

νガンダム（P） †

　先に［Ver.Ka］が実装されていたので、意外と期間限定ガシャに登場するまで時間がかかった本家ν。やはり、映画を見ているとνガンダムはコレって感じがします。古いパーツなので★7覚醒は当然のごとくありませんが、威力上昇系の特性が多め。改造もできるので、特性狙いなら問題なさそうです。とくに、初期チャージ量上昇と威力上昇を持つビーム・ライフルは、今でも使っていけそう。

ν-ジオンガンダム（P） †

　「ν-ジオンガンダムビルド計画」で登場。さらに、3周年になって実装されたペレットによるビルド計画パーツの交換機体第1弾として、我々を驚かせてくれました。νガンダムの系列といっていいかどうかは悩んだのですが、一応系列ということで紹介します。

　　性能面はこれまでのコラムで何度も取り上げてきたので割愛しますが、「★マナー違反に、アクシズ落とし！」が使えるジオニックソード[ハイメガサーベル]だけは、絶対に入手しておくべきパーツ。1周して再びイベントで復刻される日が来たら、忘れずに確保しておきましょう。ビルド計画の復刻待ちはまだまだあるんですよね……。

Hi-νガンダムHWS［Ver.Ka］（T） †

　★7覚醒のできない初期の期間限定ということで、パラメータの面で一線を張れないのは致し方なし。とはいえ、改造できるので威力上昇系のパーツ特性を目当てに使っていくのが良いでしょう。とくに、改造することで貫通A+、威力B+に上昇する「★フィン・ファンネル」は、ファンネル系を使う人ならありがたい性能です。

　その面から見ても、背中は改造して損がないと思います。ただ、期間限定のパーツはバッジが専用の必要になる点が多少ネック。バッジ交換チケットで手に入れるにしても、なるべく新しめのガシャで実装されたバッジを優先したほうがいいので……。

νガンダム［Ver.Ka］（S） †

　サービス開始時の期間限定ガシャ機体ということで、現状もっとも古い期間限定パーツ。ニューだけど最古。サイコガンダム。流石に古いので、性能面だと今1つなところはあります。パーツ特性も改造で増えるとはいえ、本当に初期の機体なので強格闘だけが強くなる特性など、今の機体と比べると微妙なものも……。Hi-νガンダムHWS［Ver.Ka］（T）と同様に、「★フィン・ファンネル」を使う前提で背中を改造するのが無難かもしれません。とはいえ、無理する必要はないかも。

　こうしてみると、意外とνガンダムの系統は多いようで被っていませんね。まだまだ、アトリビュートリンクの利点を生かせるような、全属性が実装された機体がないのにも驚きです。逆に言えば、初期のνガンダム［Ver.Ka］（S）などを持っている人は、そのうちνガンダム［Ver.Ka］（P）や（T）が実装される可能性もあるということ。改造や強化しなくてもとりあえず持っておいて、いつかくる別属性を待つと化けるかも。

　期間限定ばかりなので、時期を逃すと一式手に入れにくいですし狙ったパーツがない場合も多そうですが、やはり現状では最新の2機が突出している印象です。

　いずれにせよ、現状ではRX-93ff νガンダム（P）がズバ抜けているのは確かですね。それから、今回実装されたHi-νガンダム（T）も悪くない感じです。基本的には、新しく実装されたものが強くなるのは間違いないのですが、★7覚醒や改造で化けることもあるので、古いパーツも取っておきましょう。いつか、突然輝く……かも？

ガンダムF91［ハリソン・マディン専用］の改造が優秀 †

　今回のイベントで見るべきは、イベントマルチコイン。過去にアリーナの交換で実装されたガンダムF91［ハリソン・マディン専用］（T）が交換対象なのですが、じつは今回から改造できるようになったんですよ。そして、この改造による性能の強化が、微課金や無課金の人にはありがたいのです。かなり良いパーツが多い。

　まず、一体型パーツとはいえ、背中パーツのEXskillの威力が合計で最大70％も上昇する腕が有能です。脚の改造で、クールタイム減少が付くのもありがたい。

　
　そこそこ強めな弾数武器となる背中も良いパーツですし、小隊の全攻撃の威力が上がるビーム・ランチャーも悪くありません。今回は、イベント機体の性能がそこそこなのですが、当たりはむしろこっちですね。配布にしては、かなり優秀な性能。イベントマルチコインで交換できるハリソン機のために、マルチを回るのもアリでしょう。

　といったところで、いつもより短めですが今回はここまで。ところでみなさん、やっぱりガシャに関しても10月に備えてますか？　私と一緒で、『星水の魔女』に合わせて機体が追加されるんじゃないかとワクワクしてるんじゃないですか？　私もですよ。

　放映されてからいつ実装されるのかはわかりませんが、久々の新作ガンダムに大量のプラモが発売。ここに『ガンブレ』が乗っからないわけはない。新ガンダムの高性能パーツを手に入れるなら、10月以降が狙い目なんじゃないかと、私はそう思っているのです。というわけで、10月以降の展開が非常に楽しみですよね。では、また！

▲属性違いが出たおかげで、組み合わせて一式作りやすくなったのがうれしい。