栄光のドラゴン4兄弟

ミニ四駆の歴史を紐解くコラムの2回目。今回は“ドラゴン”の名を冠した4台のマシンについて紹介していきます。

4台のドラゴンマシン

本作には“スーパードラゴンJr.”“ファイヤードラゴンJr.”“サンダードラゴンJr.”“セイントドラゴンJr.”と、“ドラゴン”の名前を持ったマシンが4種類登場しています。

“ドラゴン4兄弟”とも呼ばれているこれらのマシンはその名のとおり兄弟マシンで、もともとは月刊コロコロコミックに連載されていたRCカーマンガ『ラジコンボーイ』で、主人公が使っていたマンガオリジナルのRCカーなのです。

RCカー時代から人気が高く、レーサーミニ四駆でも早い段階でキット化されたことからも、その人気の高さが伺えます。

のちに限定復刻版や5台セットのメモリアルボックスが売られたり、シャーシをVSシャーシに変更したプレミアム版が発売されるほど根強い人気を誇るこのマシンたち。

『ミニ四駆超速グランプリ』のゲーム内でも、シャーシちゃんの愛車としてファイヤードラゴンJr.が使われています。

そんなドラゴン4兄弟ですが、じつはファイヤードラゴンJr.のみレアリティが★4なうえ、唯一ショップで購入することができないことに気づいている人も多いでしょう。

この設定には、じつは実際のミニ四駆の歴史が深く関わっていると思われます。

それではその歴史について紹介していきましょう。

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レーサーミニ四駆シリーズ No.7
スーパードラゴンJr.

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風を呼び 風に舞い 風と化すとき 超龍現る

マンガ

1番最初に登場したのが、このスーパードラゴンです。

劇中では、名のある木彫り職人が彫った龍の像が朽ちていき、最後に残った頭部を原型として作られたRCカー用のボディです。

龍のオーラをまとって走る“ドラゴン走行”で数々のライバルを打ち破っていきました。

RCカー

RCカーのホーネットとグラスホッパーのシャーシに載せられるスペアボディとして、月刊コロコロコミック誌上で通信販売が行われ、のちに店頭でも販売されました。

これまでスペアボディしか販売されていませんでしたが、2020年に“スーパーストームドラゴン”の名でついにボディとシャーシがセットになったフルキットの発売が発表されると、ファンの間で大きな話題になりました。

ミニ四駆

タイプ1シャーシが使われていましたが、ホットショットJr.のころのものとは異なり、フロントバンパーに穴が開いているものが使われていたように思います。

なお、スーパードラゴンにはドライバーのフィギュアがついていない代わりに、電池を固定するための板状のパーツがボディの裏側についていました。

そのためか、全体的に車高が高い印象があります。

レーサーミニ四駆シリーズ No.8
サンダードラゴンJr.

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闘気満ち 覇気勝り 霊気閃くとき 雷龍光る

マンガ

劇中では3番目に登場したマシンで、4台のマシンのなかで唯一直線で構成されたシャープなデザインをしているのが特徴です。

鍛錬七死闘の試練を突破した車剛に与えられ、稲妻のような走りの“雷龍走行”を用います。

のちに後部の角を模した2本のパーツの間にアタッチメントを取り付けるギミックが取り付けられて、バトルドラゴンとしても戦いました。

RCカー

スーパードラゴン同様にボディが誌上で販売されたのちにボディのみ一般発売されました。

その後ドラゴン4兄弟のなかでシャーシ(サンダーショットのものを流用)付キットが発売されたのも、このマシンが最初です。

ミニ四駆

ドラゴン4兄弟の3番手でありながら、スーパードラゴンJr.の次にミニ四駆が発売されるほどの人気マシンでした。

またミニ四駆でもポリカーボネート製のクリアボディが発売されていたことからも、人気の高さが伺えます。

軽量化のためにボディに穴を開けたくなかった筆者などは、もとから軽いクリアボディのほうを使っていました。

ちなみにこのボディの成型色は白だったので、元の色にするためにシルバーで塗装した思い出があります。

のちに発売されたサンダードラゴンプレミアムでは、成型色がシルバーに近いものに変更されています。

レーサーミニ四駆シリーズ No.20
セイントドラゴンJr.

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地唸り 空震え 天煌くとき 聖龍輝く

マンガ

ドラゴン4兄弟で最後に登場し、最終巻まで愛車として活躍したマシンです。

“ドラゴンシェイク”で分身したり、“ドラゴンバニッシュ”で姿を消したりといった特殊な走行に加えて、ドラゴンホイールを装着してからは空気中の大気を凍らせるほどの超高速走行“ダイヤモンドダスト走行”も使えるようになりました。

最終回で日本力丸に受け継がれ、マンガ『ラジコンリッキー』にもカラーリングを赤に変更して登場しています。

RCカー

ほかのドラゴン同様にスペアボディが誌上限定で通信販売されていたものの、店頭発売は行われませんでした。そのため、かなり希少価値の高いボディとなっています。

のちに赤いカラーリングのボディにマッドキャップのシャーシを流用したフルキットが発売されました。

ミニ四駆

ドラゴン4兄弟で、初めてタイプ3シャーシを搭載したマシンとして発売されました。

のちに赤いカラーリングでタイプ4シャーシを搭載したセイントドラゴンJr.(RCリッキー仕様)が発売されています。

現在、このセイントドラゴンJr.(RCリッキー仕様)はゲーム中には登場していませんが、共通レッドステッカーを使うことで似た外見にすることができます。

ちなみに筆者が地元の模型店の大会で優勝したときに使ったマシンは、ジャパンカップ会場で発売されていた金メッキ加工されたセイントドラゴンJr.のスペアボディを使ったものでした。

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※画像はイメージです。

レーサーミニ四駆シリーズ No.11
ファイヤードラゴンJr.

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(こころ)吼え (こころ)燃え (こころ)翔けるとき 火龍走る

マンガ

2番目に登場したドラゴンで、炎の意匠が特徴的なマシン。

炎を身にまとった“火の玉走行”で、ラジコンオフロード耐久サバイバルレース河口湖決戦を戦い抜きました。

RCカー

サンダードラゴンと同じく、スペアボディに加えてフルキットも販売されていました。

シャーシはやはりサンダーショットのものでしたが、フロントバンパーが横置きではなく、左右独立式のものに変更されていました。

ミニ四駆

ファイヤードラゴンJr.も人気が高かったからか、ポリカーボネート製のクリアボディが発売されていたのが印象的です。

それ以上にこのマシンを強く印象付けたのは、ミニ四駆の初めての全国大会“1988ジャパンカップ”で優勝したマシンが、このファイヤードラゴンJr.だったということでしょう。

さらに翌1989年に行われた第2回大会の“1989ジャパンカップ”でも、優勝マシンはファイヤードラゴンJr.だったのです。

優勝したレーサーこそ違うものの、2年連続で優勝したファイヤードラゴンJr.のボディのレアリティが★4なのも、納得できるというものです。

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※画像はイメージです。

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