同パーツを複数用意する心得
ローラーやモーターのように、同じものを複数所持しておきたいパーツについて解説していきます
最低2種類の改造パターンを用意 †
多くのパーツはスピードに特化した改造をすればいいので、1つあればおよそ問題はない。
しかしなかには、ローラーやタイヤのように1種類の改造だけでは足りないパーツもある。
例えばローラーの場合は、コーナリングを安定させるためにローラー摩擦を上げてコーナーで減速させてコースアウトを防ぐのが基本となる。しかし、シーズン21のような高速サーキットではコーナー摩擦の数値が高すぎると、逆に足かせとなってしまう。逆にコーナー摩擦を下げたローラーをつけることで、スピードの値を稼ぐことも可能だ。
そこで、コーナー摩擦を上げたローラーと、ローラー摩擦を下げた2種類のローラーを用意しておくと状況に合わせて対応しやすくなる。
さらに、同じ方向性のセッティングでも、ローラー摩擦の数値が異なるものを複数用意できればなおよい。実際に走ってローラー摩擦の数値を増減させていき、少しずつセッティングを変えていくことがタイムを縮めるための重要なテクニックとなる。
複数用意しておきたいパーツの一例 †
・モーター(スピード特化orパワーを1段階プラス、など)
・ギア(無改造)
・タイヤ(タイヤ摩擦、小or大)
・ローラー(ローラー摩擦、小or大)
▲どのパーツをどの方向性で改造しているかを一目でわかるように、ロックの色を「スピード特化は青」「安定性特化は赤」のように統一するとわかりやすい。
▲最高レベルまで改造したものを用意したうえで、さらにある程度の改造レベルで止めたものを複数残しておくと、セッティングの微調整がやりやすくなる。
モーターの改造例 †
トルクチューンの場合、すべての改造項目でスピードを強化したものを作ったうえで、さらに“慣らし走行”でギア負荷を上げたものも用意しておきたい。
後者のセッティングのほうが、高低差があるサーキットで速度が出やすくなってくる。
オススメの改造1(トルクチューン) †
改造項目 | 内容 |
---|---|
冷却ブレークイン (回転数重視)×2 | スピード 〇〇〇〇 |
3Vブレークイン (バランス重視)×4 | スピード 〇 パワー 〇〇 |
オススメの改造2(トルクチューン) †
改造項目 | 内容 |
---|---|
冷却ブレークイン (回転数重視)×2 | スピード 〇〇〇〇 |
3Vブレークイン (バランス重視)×3 | スピード 〇 パワー 〇〇 |
慣らし走行×1 | ギヤ負荷 〇〇〇〇 パワー 〇 |
タイヤの改造例 †
タイヤの場合、最高速度に対しての“タイヤ摩擦”の値が大きく関わってくるので、タイヤ摩擦の数値が異なるものをいくつも用意しておくとよい。
数値が異なるタイヤを多く用意できると、同じタイヤで前後を入れ替えることで前輪と後輪のタイヤ摩擦の数値のバランスも調整できるメリットもある。
オススメの改造1(小径レストンスポンジ(青)・リヤ) †
改造項目 | 内容 |
---|---|
タイヤクリーニング×2 | パワーロス 〇 パワー 〇 |
トレッドパターン加工×2 | タイヤ摩擦 〇〇 パワー 〇 |
タイヤウォーミングアップ×2 | タイヤ摩擦 〇 パワー 〇 |
オススメの改造2(小径レストンスポンジ(青)・リヤ) †
改造項目 | 内容 |
---|---|
タイヤクリーニング×4 | パワーロス 〇 パワー 〇 |
トレッドパターン加工×2 | タイヤ摩擦 〇〇 パワー 〇 |
ローラーの改造例 †
16mm低摩擦プラ(橙)や14mmプラベアリング(黄)のように、スピードの数値を伸ばすローラーは、ローラー摩擦を下げる改造が基本となる。
しかし、14mmゴム付きプラベアリング(黄)や19mmゴム付きアルミベアリングといった、コーナーでの減速を目的としたローラーはしっかりとローラー摩擦の数値を調節していかなければならない。
最大レベルまで改造したものと、ローラー摩擦の数値が10刻みで少ないものを複数用意できるとベター。
さらにローラー抵抗の数値がもともと低いものに関しては、ローラー摩擦が低いものも1つは作っておくと効果的だ。
オススメの改造1(19mmゴム大径アルミベアリング(青)) †
改造項目 | 内容 |
---|---|
ローラー抵抗抜き×2 | ローラー抵抗 〇〇 コーナー安定 〇〇 |
ローラー摩擦を強める×4 | ローラー摩擦 〇〇 コーナー安定 〇〇 |
オススメの改造2(19mmゴム大径アルミベアリング(青)) †
改造項目 | 内容 |
---|---|
ローラー抵抗抜き×2 | ローラー抵抗 〇〇 コーナー安定 〇〇 |
ローラー摩擦を弱める×4 | スピード 〇 ローラー摩擦 ×× |
無改造のパーツを1つ残すのもポイント †
モーターやギアなどは、無改造のものを1つ残しておくことも重要だ。
例えば3.5:1超速ギアは、改造を行うとどうしてもパワーの数値が上がってしまう。そのため、シーズン19~20のサーキットのようにパワーの数値を下げたほうがいいレースでは、改造することが逆にデメリットとなってしまうこともある。
しかし、無改造の3.5:1超速ギアが手元にあれば、ギアをつけかえるだけでしっかりパワーを下げて完走できるケースもあるので、複数手に入れた場合は無改造のものを残しておくように。
▲神速フェスなどでしか手に入らないものは、可能なかぎり手元に1つ無改造のものを残しておきたい。
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