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『スパクロ』原作ロボット紹介コラム#1

シリーズ第1作からのスパロボフリークであるライター黒峰澄一の『スパクロ』原作ロボット紹介コラム第1回です。

/theme/dengekionline/battlegirl/images/news/newsicon_plan ナイトメアフレーム(KMF)の歴史を紐解く~「黒と 白の 騎士」完結記念~(11/6)

 サービス開始から早くも約1カ月が経過した『スーパーロボット大戦X-Ω(クロスオメガ)』。シリーズ第1作・ゲームボーイ版『スーパーロボット大戦』からの熱烈なファンである筆者、黒峰澄一も鋭意プレイ中だ。

 
 本コラムは、そんな20数年来(来年2016年は『スパロボ』25周年のアニバーサリーイヤー)のスパロボフリークである筆者が、『スパクロ』に登場する数多のロボットやキャラクター、はたまた原作での設定や注目のエピソードなど、知っていると一層ゲームが楽しめる、いわゆる“豆知識”を、さまざまな形でプレイヤーのみなさまに解説していこうという試みである。

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 さて、記念すべき『スパクロ』初のアプリ内イベント「黒と 白の 騎士」では、『コードギアス 反逆のルルーシュ』から、神聖ブリタニア帝国の新型ナイトメアフレーム(KMF)・ランスロットが強大な敵として立ちはだかった。また、本イベントの期間限定ガシャでは、目玉ユニットとして紅蓮弐式ガウェインという2大KMFがラインナップされ、自軍の強力な戦力となった。

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 ということで、本コラムの第1回は「黒と 白の 騎士」イベント完結を記念して、KMFの歴史を簡単に紹介してみたい。

 
 KMFは神聖ブリタニア帝国が開発した人型機動兵器で、日本では“人型自在戦闘装甲騎”とも呼ばれる。現行のKMFの大部分は、サクラダイトを用いたエナジーフィラー(バッテリー)で電気駆動し、射出可能なコクピットブロックと、走行用装置・ランドスピナー、射出式ワイヤー・スラッシュハーケンなどを備えることが、共通した仕様となっている。

 
 KMFの原型となる第一世代は、戦車などのコクピットブロックに二脚を追加したような代物だった。第二世代において、軍用機“ナイトメア”とアッシュフォード財団が開発した福祉目的の“フレーム”が統合され、“ナイトメアフレーム”として成立。人型機動兵器としての体裁がおおむね整った第三世代では、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの母であるマリアンヌが搭乗して華々しい戦果を上げるも未採用となった試作KMF・ガニメデも登場した。

 
 第四世代以降は本格的に戦線に投入され、ブリタニアによる皇暦2010年の日本侵攻時には、第四世代KMFの代表格・グラスゴー?が猛威を振るい、日本をエリア11として属領化する際の立役者となった。このグラスゴーをコピー、あるいは鹵獲(ろかく)・改修した機体が、ゼロや紅月カレン、藤堂鏡志朗ら、レジスタンス(黒の騎士団)のメンバーが乗るKMF・無頼(および無頼改)である。ところが、同時期ブリタニアでは、すでに第五世代に当たるサザーランドが主力KMFとなっており、その後継機であるグロースターも、エリート部隊への配備が進んでいた。双方の戦力には歴然たる隔たりがあったのである。


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▲ゲーム開始直後に手に入るユニットの1機であるグラスゴー(カレン専用機)。原作ではグラスゴー4機に巨大なレールガンを連結した移動砲台・雷光も登場した。
 
 では、ロイド・アスプルンド伯爵率いる特別派遣嚮導技術部が開発した試作嚮導兵器・ランスロットはというと、第五世代はおろか、第六世代(該当機は実用化されていない)をも超えた、第七世代に属する機体となっている。エナジーフィラーからの電気エネルギーを高出力に転化させるユグドラシルドライブを搭載し、MVS(高周波振動剣)やヴァリス(可変弾薬反発衝撃砲)、ブレイズ・ルミナス(エネルギーシールド)といった革新的な武装を装備した、従来機を凌駕する超高性能機である。本機の予備パーツで構成された機体として、『スパクロ』参戦作品のひとつ「コードギアス 双貌のオズ」に登場するランスロット・トライアルや、ゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS』に登場するランスロット・クラブなどがある。



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▲ランスロット
 
 日本が独自開発したKMFである紅蓮弐式も、第七世代相当の性能を持つ機体だ。ロイドをライバル視するラクシャータが開発に深く関わったことで、強力な武装である輻射波動機構を右腕に備え、ランスロットに比肩しうる性能を持つ超高性能機として仕上がった。なお、ベース機の紅蓮壱式は、『双貌のオズ』に登場する機体・白炎の原型にもなっている。



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▲紅蓮弐式
 
 藤堂や四聖剣(仙波崚河、卜部巧雪、千葉凪沙、朝比奈昇悟)らが乗る量産機・月下も、第七世代相当に分類される。なお、月下は藤堂らの機体に先駆け、先行試作型も開発されている。こちらはゲーム『LOST COLORS』に登場する、左腕に輻射波動機構を内蔵した甲壱型腕を装着した機体。甲壱型腕は、後に続編『コードギアス 反逆のルルーシュR2』で、右腕を失った紅蓮弐式にも装着されることとなる。

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▲量産機ながらも紅蓮弐式に迫る高性能を誇る月下。それゆえに、エースパイロットに優先して配備された。

 
 最後にあげるガウェインは、どの世代にも分類されない特殊な機体。だが、標準装備された飛行用のフロートシステム、ハドロン砲、ドルイドシステムなど、ガウェインに搭載されたさまざまな新機能は、後に登場する第七世代以降のKMFやその他の兵器に大きな影響を与えることとなる。

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▲ガウェインは実験的な装備が多数搭載されたため、他のKMFより2メートルほど大型化。コクピットも副座式となった。


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