プロローグ
魔導大陸-エインガルド
エインガルドは、『精霊界』『煉獄界』『冥界』『天上界』など、異世界へ繋がる中心地として存在していた
それら異界の魔力を扱うことの出来る“魔術師”が絶対の存在とされ、全てを支配してきた
だが……突如現れた『黒鉄の魔術師』
彼の生み出す“技術”によって世界は一変した
『銃』『鉄道』そして遂には魔導生命体『機神』を生み出した
しかし……『黒鉄の魔術師』は突如として姿を消し、彼の技術のみが世界に残された
そして……月日は流れ、エインガルド大陸の中心に位置する“フォーセイン神聖王国”で、物語は再び動き出す……
世界観
『クロサマ』の世界は、人が住む地上界を中心に“門”を通じて、複数の世界と繋がっている。
フォーセイン神聖王国のある地上界以外に存在が明らかになっているのは、かつて地上界に侵攻した魔族が封印された「煉獄界」、霊魂の行き着く「冥界」、妖精の住まう「精霊界」、神・天使の住まう「天上界」、そして機神の住まう「機神界」の5つ。
各世界とつながっている門は、召喚士と呼ばれる者たちのみが開けることができる。
地上界
人間が住む地上界。異世界との中継地点として存在しており、異界との関わりが多い。
特に精霊界とのかかわりは深く、地上に住まう精霊界出身者も多い。
この物語の舞台となる「フォーセイン神聖王国」はこのエインガルド大陸の中心部に位置している。
異界との門は「召喚士」と呼ばれる者たちのみ開けられるとされ、
フォーセイン神聖王国の歴代国王は「召喚士」の才を持つ者が多かった。
精霊界
精霊の住まう世界で、地上界との交流が深く、地上からの高級な旅行先にもなっているなど行き来する人間も多い。
主にエルフ族が治めており、人間に有効な「ウッドエルフ族」と、人間に敵対的な「ダークエルフ族」と部族により分かれているという。
天上界
天使や神の住まう世界。
天上界から地上界の門を開くことは容易だが、地上界から門を開くことは非常に困難とされる。
ただし、天上界は異世界に基本的に関与しないため、ほぼ交流はない。
神聖王国の一部の国王には天上界の門を開く力が備わっているとされる。
煉獄界
魔族の住まう煉獄界。
地上界との門は煉獄界からは開くことが出来ず、基本的に封印されている。
しかし、1万年前と800年前に、それぞれ門が開いたことがあり、魔族が地上界に大量に流入した。
その名残で、今でも地上界には様々な地域に魔族が暮らしている。
冥界
死者の霊魂が行き着く先で、ここにに辿り着いた霊魂はゆっくりと記憶をなくしていく。
最終的に再生され、再び異世界で生命へと生まれ変わる。
冥界から死者を召喚することは外法とされ、召喚された霊魂は「魂が傷つき」ひどい場合には再生することなく消滅してしまうという。
機神界
数十年前に異世界に追放された「黒鉄の魔術師」が虚無から作り変えた異世界。
「機神」と呼ばれる機械兵と「黒鉄の魔術師」のみが暮らす。
度々、誤って機神界の門を開いてしまった召喚士によって地上界に機神が現れることがある。
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