第133回コラム

　バンダイナムコエンターテインメントより配信中のiOS/Android用アプリ『ガンダムブレイカーモバイル』。担当ライターのまさんが『ガンブレ』を始めた初心者向けのコラムをお届けしていきます。

【初心者から始めるガンブレ】新規機体が連続参戦。これは、俺のダリルバルデだ。俺の、俺だけの！【第133回】 †

文：まさん

　ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダリルバルデだぁ！　もう、思わず「スレッタ・マーキュリー。俺と結婚してくれ」のポーズをモビルスーツで再現してしまうくらいのサプライズ参戦。「あれはジェターク社のモビルスーツだ！」と、ボブのように驚いてしまう突然のガシャです。

　2期も間近の『水星の魔女』から、なんとダリルバルデが来ちゃうとは予想外。最新作からはエアリアル以来となる2機目の参戦ですね。良かった、忘れられてなかった。

　最近はずっとビルドシリーズの新規機体が来る傾向がありましたが、本編の最新作と言えば『水星の魔女』。ただ、エアリアル以外は音沙汰がなかったので、次に来るのは後継機の改修型の方かなと思っていたんですよ。改修型は本編だと最終話でしか出ていないので、もし来るならあのでっかいビームを撃つのと「やめなさーい！」と言う人間ハエ叩きがEXskillになるかな、なんて予想していたらダリルバルデ！

　エアリアルのほうで「助けに来たよ、ミオリネさん」を再現するべく、鉄華団マークで疑似的な手のひらを再現している場合じゃありませんよ。なんか、妙にしっくり来ますねこのマーク。ちゃんと赤く塗った手のひらっぽく見えません？　ああ、早く2期がみたい。

　そうこう言っているうちに、ビルドシリーズのほうも最新作『ガンダムビルドメタバース』の配信が決定しましたね。ビルドシリーズでは、どんな主役機改造ガンダムが増えるのかも気になっちゃう。もう、ガンダムシリーズは無限に続いていくのが目に見えるようです。最終的に、主役機だけを本にまとめても事典くらいの厚さになりそう。などと、関係ないことを話している場合じゃありません。ダリルバルデの話に行きましょう！

しっかりと原作を再現した、パーツ特性ネタにニヤリ †

　というわけで、みなさまお待ちかねのダリルバルデガシャです。もはや『水星の魔女』の裏主人公と言ってもいいくらい、人気があるグエルの機体。作中ではグエルが負ける印象はあるものの、これは相手が悪いだけ。グエル自身もダリルバルデも強いのですよ。だからこそ、『ガンブレ』で活躍させてあげたいところ。

　ただ、グエルのAIパイロットは出ていないので誰を乗せるか悩みますね～。名前にエルが付いてるキャラを乗せて、無理矢理グエルだと言い張ってみるしかないかな。たとえば、エルピー・プルとか。グエルピー・プル。「ボブボブボブボブゥ～」って言いそう。あとは、グエルが出てなくてすまないという気持ちを込めて、ディアッカ・エルスマンとか？　ディアッカ・エルスマン。ディアッカ・グエルスマン……。グエル、すまん……。

　ガシャを引く前に懐も空気も寒くなりそうなのでここら辺でやめておきますが、性能的にはなかなかおもしろい機体ですね。とくに、胴体の泣ける原作再現っぷり。

　まず、パーツ特性1が「自動で操作されている時、敵の全攻撃の威力85％（最大130％）減少」。パーツ特性2が「自動で操作されている時、EXskillのクールタイム18％（最大28％）減少」。どちらも「自動で操作されている時、という条件が付きます。オートで操作している時のみ効果が発動するということですよね。

　なんという残酷な特性だ、コレは……。「俺の意思は……いらないって言うのか……！」という台詞が聞こえてきそうなほどの再現っぷり。小ネタが効いています。

　EXskillは、まず頭の「★ビームバルカン」。ヒットした敵機のEXskillのクールタイム回復をストップさせるという効果が独特ですね。対戦向けの性能という印象。

　腕のEXskill「★イーシュヴァラ」は、敵全員のEXskillのクールタイム回復ストップとデバフ効果を持つバインド系EXskill。性能的には高いものの、ストップ効果は「★ビームバルカン」と同様に7秒間という時間を長いと見るか、短いと見るか。

　デバフ効果を狙うなら、前回紹介したトールストライクガンダムグリッターに軍配が上がるのですが、クールタイム回復ストップという特殊なデバフは魅力的です。

　相手を切りまくってから、ビームジャベリンを投げてさらにトドメを刺すという一連のモーションも良く、ダリルバルデの良さが出ています。『水星の魔女』系のモビルスーツは、遠隔操作したビット系の武器を使う動作がいいんですよね。それを前提にした戦略を組み立てるので学校内の模擬戦でもカッコイイ。MS戦が映えるアニメです。

　脚部のEXskill「★シャクルクロウ」は、威力SSまで上がる威力特化型のいわゆる必殺技的なEXskill。格闘攻撃力が最大65％まで上昇する強力なバフ効果も見逃せません。デバフ効果はなく、一般的な威力重視のバインド系はこっちですね。

　そして何よりモーションがあのシーン！　足にある有線式のクロウで相手を掴み、投げ飛ばしたあとキックのような体勢になっているというアレです。あの原作の動きがバッチリ再現されています。原作だとエアリアルには効いてなかったものの、グエルだけの戦いが始まった記念すべきシーンの技。ファンとしては思い入れがあるものですよ。

　個人的には、エアリアルと戦う前の話で出た技も欲しかったかも。ほら、ディランザとの模擬戦で見せていた技ですよ。いや、今回の再現だけでも満足ですけど、アレですよアレ。扇風機みたいにサーベルを展開してクルクルクルクルと回したら、左右にいたディランザがバラバラになったやつ。機体を動かさずにスパっと切るのが好きだったのですが、ゲームで再現すると強そうに見えないので採用されてないのは納得かな。

　原作の序盤で脱落するライバル機というイメージもありますが、ゲームでならいくらでもリベンジできます。そして何より、こうして見ると機体自体もイケメンなんですよ。頭のパーツもビルドに使いやすそうですし、ダリルバルデの良さを再確認できました。

　ジェターク社のモビルスーツなので、色を塗り替えたり組み替えたりしながらディランザっぽいものを作ってみるのも楽しそうです。とりあえず、グエル専用ディランザに近いカラーで塗るだけでも、それらしく見えるかもしれません。頭の形似てるし。

　名前が似ている『鉄血』のモビルスーツ、グリムゲルデのカラーで塗ってみたら、だいぶグエル専用ディランザっぽくなりましたよ。これは、ある意味運命かもしれない。グリムゲルデ、ダリルバルデ、グリムバルデ、ダリルゲルデ。名前が似すぎて混乱してきた。

　これは、ダリルバルデカラーで塗ったグリムゲルデ。意外とこちらも似合いますね。赤いカラーだと、ますますライバル機っぽく見える。赤と金色は、通常のモビルスーツの3倍くらいライバル感が出るものです。ライバル感というよりシャア感かもしれない。

　最後は、2機のパーツを混ぜて作ってみたオリジナルビルド。名付けるなら、グダリリルムゲバルルデデですよ。この2機。名前は似ているけれど、こうして合わせてみると機体のフォルムが全然違うからちょっと合わないかも。などとわけのわからないことをやっている場合ではなかったですね。これで、ついに『水星の魔女』でも主役機とライバル機で小隊を組めるようになりました。ビルド重視の人も、注目の機体ですよ！

　……あれ？　今回、ダリルバルデとグエルの話しかしてないような気もしてきたぞ。良いのです、だって好きなのだから。好きこそが『ガンブレ』のモチベーション。やっぱり好きな機体が来ると、自分のなかでもテンションが上がりますね。では、また！

▲スラっとしたエアリアルと、ムチっとしたダリルバルデ。どちらもイイ！