注目機体を超・評価!!　デスティニーガンダム（最大稼働）

毎回、気になる機体1体をピックアップし、深く、細かくレビューしていく連載企画です。

※攻略内容は基本的に執筆時点のものです。最新のゲーム内容とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

最高の技術を詰め込んだ“運命”の機体 †

連載企画第5回では、『機動戦士ガンダム SEED DESTINY』に登場する“【10075】デスティニーガンダム（最大稼働）”を紹介・解説します。

主役の1人“シン・アスカ”が駆り、豪快に数多の機体を撃墜する姿が非常にかっこいい機体です。

原作では、最終決戦とも言えるメサイア攻防戦でインフィニットジャスティスに敗北を喫し、大破されたデスティニーとインパルスが力なく座るシーンが強く印象に残っています。

機体の背部に特徴的な“光の翼”が展開されることも本機の魅力です。スターゲイザーで使用されている“ヴォワチュール・リュミエール”が転用されていたり、ブリッツガンダムのように“ミラージュコロイド”を使用していたりと、さまざまな技術が注がれている機体でもあります。

筆者的には、他のガンダムとは一線を画す悪人面のフェイスが好みです。

▲格闘タイプですが、通常攻撃はビームライフルで射撃。スキル使用時には、掌にある武装“パルマフィオキーナ”で攻撃します。

破格の攻撃力バフ効果を持つカウンター！ †

【10075】デスティニーガンダム（最大稼働）は、“【10004】ガンダム・キマリスヴィダール”に次ぐ2機目のカウンター持ち機体です。

スキルの詳細は、以下の通りです。

スキル構成 †

※★5EXの状態の性能です。

【10004】ガンダム・キマリスヴィダールがカウンター時に“ダメージが特大加算される”効果であることに対し、本機は“自軍の攻撃力がアップ。（25ダメージ毎に1％アップ）”となります。

▲カウンター効果を発動すると、機体にカウンターのアイコンがつきます。この状態で被弾することで、次のターンにカウンターの効果を発揮します。

25ダメージ毎に1％アップするということで、2,500ダメージで100％、1万ダメージで400％の攻撃力アップバフを撒けるのです。スキル2でHPを回復しつつ3ターン自軍の攻撃力を50％アップできるので、さらなる火力アップを期待できます。

本機をアタッカーとして運用するのではなく、敵単体の挑発＆カウンター兼バッファーとして活用し、他にアタッカーを1機、SP回復役を1機用意するとパーティ全体の火力が安定するでしょう。

ガシャ開催期間中に開催されているイベント、“MS開発計画：ガイアガンダム（MA）”で獲得できる“【10151】ガイアガンダム（MA）”は、同じ格闘タイプでアタッカーとして強力なクリティカル4倍攻撃を持っています。

デスティニー実装時の今は、同じ格闘タイプでクリティカル倍率アップを持つ機体は、まだ存在しません。格闘タイプのアタッカー候補がいない場合は、十分に使っていける性能と言えるでしょう。

パイロットはいくつかの候補が存在 †

【10075】デスティニーガンダム（最大稼働）が登場するガシャと同時開催で、【4391】シン・アスカが新登場しました。

キャラスキル †

※★5EXの状態の性能です。

デスティニーガンダムですべてのスキルを発動可能ですが、発動率が100％のものが超覚醒スキル以外ない点がネック。

すべてのスキルが発動すれば、「7ターン敵全体の防御力と回避力が15％ダウン」というデバフであったり、全体のパラメータを上げることができますが、フェス限定キャラのように破格な性能があるわけではありません。

【3972】シン・アスカは、発動確率が100％のパラメータアップや、全体の攻撃力を上げるなど、【4391】シン・アスカより単体性能は強力なものがそろっています。安定性を求めるなら、【3972】シン・アスカを使うとよいでしょう。

【1545】シン・アスカは、5ターン制限があるものの、スキル4の「5ターン攻撃力と命中力が＋10％、搭乗機の所属がザフトで更に＋40％」が強力。しかし、こちらは発動確率が60％となっているので、安定性には欠けます。

どのシン・アスカも、条件が機体とパイロットの同シリーズやザフト所属など、デスティニーガンダムに搭乗していればすべて適用されます。

【4391】シン・アスカ

【4391】シン・アスカの特徴 †

【3972】シン・アスカ

【3972】シン・アスカの特徴 †

【1545】シン・アスカ

【1545】シン・アスカの特徴 †

基本的には【3972】シン・アスカを使っていき、持っていない人は【4391】シン・アスカを使っていく形が安定しやすいでしょう。

バフの効果は目に見えて変わる！ †

実際にどれくらいの数値になるのか、“強さの果て”のシナンジュで使用感を確かめてみました。

キャラスキルを介入させないために、キャラは熟練度用のキャラを配置。他の機体のスキルは使用しません。

なにもバフがかかっていない通常攻撃では、おおよそ2,500～2,800ほどのダメージを与えました。
次に、シナンジュの全体攻撃をカウンターで受け、次のターンのダメージを図ります。
ちなみに、全体攻撃のため挑発で攻撃を引き付けることはできませんが、カウンター効果は適用されます。

デスティニーが受けたダメージは約12,000。大体480％ほどのバフをかけられます。
カウンターを受けた後のダメージは、おおよそ12,000～13,000に。
通常攻撃が2,500であることを考えると、ほぼ5倍のダメージを与えられました。

▲カウンターでのバフ効果なし。

▲カウンターでのバフ効果あり。

次は、キャラを配置しつつ【10045】スターゲイザー、【4464】ナラティブガンダム（C装備）を編成して、普段使いを試してみました。なお、すべて超改造済みです。

どれも攻撃力バフをかけられる機体なので、高い火力を期待できます。ナラティブガンダム（C装備）のスキル1を使用して、ダメージを見てみました。

以下は、現実的に普段使いできるスキル使用例です。今回はこのスキルを使用しています。

使用するスキル †

▲カウンター・機体でバフをかける前のダメージ。バフの合計は0％。

▲カウンターでバフをかける前のダメージ。バフの合計は50＋200＋30＝280％。

▲カウンターで約8,000程のダメージを被弾した後のダメージ。バフの合計は50＋200＋30＋320＝600％。

キャラスキルの発動や敵機のデバフなどで大きく変動しますが、おおよそこんな感じかと。どれもダメージアップのLSは発動していない状態です。

8,000ダメージの被弾だと約320％ほどのバフでしょうか。バフがそのままダメージに変わるわけではないのですが、単純計算に近いダメージをたたき出しました。

もちろん、基地、艦長スキル、部隊長スキルなど、さまざまな要素で、各プレイヤーが出せるダメージは変わっていくとは思いますが、普段使いだとこんなイメージです。

ここからLS関連のダメージ増加もありますし、艦長を育てればさらにダメージを増やせることでしょう。

総合評価 †

すべてのバトルで使えるほど汎用性が高い機体ではありませんが、大ダメージを被弾した際のカウンターバフの効果はロマンあふれるものになっています。

艦長スキルでデスティニーのHPを上げ、敵機が大ダメージを与えてくるコンテンツに挑戦し、もし3万近いダメージを被弾したら……。考えるだけでついニヤけてしまいますね。

▲大ダメージを食らってしまうと、耐え切れずに撃墜されてしまうことも……。

しかし、もしそのコンテンツが登場したら、攻撃を受けるより回避したほうがいい、ダメージ99％カットで安定させたい、そもそも被弾する前に倒したいなど、さまざまな戦略が有効になるとは思います。

ただ、ロマンや楽しさという点では、クリティカル倍率アップの機体に引けを取りません。今後ガシャなどで格闘のクリティカル倍率アップ機体が登場したら、どれくらい火力を上げられることか……！

あえて不利のつく射撃タイプの敵とのバトルに出張して、大きなダメージを被弾して、破格のバッファーとして使用するのもおもしろいですね。