セッティングの考え方
超速グランプリのみならず、レースで勝てない、あるいはリタイアしてしまうとき、どうセッティングすればよいのか、その考え方の一例を解説しています。
目次
※セッティングは、走るコースにあわせて行うもので、これが絶対といえる“正解”はない。ここで紹介するのは、あくまでも1つの例となる。基本的には参考にとどめ、自分なりに試行錯誤していくことが基本。
調整の考え方 †
まず基本となるマシンとしては、スピードを出すためのセッティングをしていく。
どんなにパワーやスタミナがあっても、まずはスピードがないと勝つことはできない。
できるだけスピードを出せるマシンで様子を見て、コースの特徴を知ろう。
調整の流れ †
- セクションを調べ、それぞれの対策をしながら、最高速度のセッティングを作る。
- リタイヤするなら、その原因を取り除く。
- 最初のセッティングから1つずつパーツを変えて調整していく。
コースアウトするときは? †
スピード重視でセッティングしていると、オーバースピードでコースアウトすることが多い。
ただ、この場合、スピードの調整でクリアできる場合が多いので、まずはモーターの種類やギヤを交換。例えばギヤならギヤ比を3.5:1から4:1にするなど、少しずつ性能を下げながら様子をみていくといい。
パーツの変更は一度に1つのみ! †
変更は1カ所ずつ行い、結果を確認しよう。一度に複数を変更すると、何が原因でコースアウトやスピードロスしているのかが、わかりにくくなる。
▲パーツの変更はしっかり確認していくことが、かえって近道となる。
メイン部分の考え方 †
スピード重視のセッティングで、より速いタイムで完走を目指すなら、モーター、ボディ、シャーシといった根本的な部分から見直そう。
▲モーターを変えることは重要。まずはモーターやボディを変更し、そこからパーツを変えていこう。
モーター †
モーターは、さまざまなタイプのものを複数用意しておけば、そこを切り替えるだけで、大まかな調整ができる。
とくにレブチューン(同2)、トルクチューン(同2)、アトミックチューンあたりは、それぞれある程度改造段階のバリエーションも用意しておきたい。無改造、ある程度改造、フル改造とそろえておけば、あれこれ試すことができる。
ちなみに合計改造段階は、セッティング画面で“表示切り替え”を2回タップすることで確認できる。
シャーシ †
コースに応じて適切な適性を持ったシャーシにすることが重要。シャーシの適性は、パーツ詳細の“その他”画面で確認できる。なお、基本的に色による違いはないが、強化系(タイプ4強化シャーシなど)で、適性が変わることがある点に注意。
また、スキル“アクセサリー拡張”を持っている場合、追加のアクセサリーを装着できる。さらに、一部のシャーシは覚醒スキルに対応しているので、これらも考えて選択していく。
スキル“アクセサリー拡張”のある主なシャーシ †
アイコン | 覚醒スキル / パーツ名 | 速 | 力 | 安 | 耐 | 重 |
---|---|---|---|---|---|---|
スーパーXシャーシ(灰/暗灰) | 8.0 | 12.0 | 48.00 | 45.0 | 19.5 | |
[特30] スーパーXシャーシSS | 20.0 | 18.0 | 48.00 | 45.0 | 18.5 | |
VZシャーシ・FRP・F(黒/黒) | 10.0 | 20.0 | 36.00 | 73.0 | 22.5 | |
VSシャーシ(黄/黄) | 30.0 | 10.0 | 8.76 | 10.0 | 17.2 |
MSシャーシについて †
MSシャーシはノーズユニット、センターシャーシ、テールユニットの3種類で構成される特殊なシャーシ。
モーターが中央に配置されており、スタミナ耐久、制振に優れる特徴を持つ。
また、ノーズユニット、テールユニットを装着することで性能をより高めることが可能。さらに、MSシャーシではギヤ、モーターは両軸専用のパーツのみ使用可能で、従来のものは使用できない。
なお、装備箇所によっては、ギヤ、モーター以外も装着できない場合がある。パーツごとの各シャーシへの対応は、ステータス画面で判断できる。
スラスト角について †
シャーシには、必ずスラスト角が設定されている。これが大きいとコーナーでの安定性が増すが、その分スピードは遅くなる。
逆に、スラスト角が小さいと、スピードは速くなるが、その分コースアウトの危険が増すことになる。
基本的には、改造によって高速サーキット用と、テクニカルサーキット用の2種類を用意しておき、コースによって使いわけよう。
主なシャーシのスラスト角 †
シャーシ | スラスト角 |
---|---|
タイプ1シャーシ | 1.000 |
タイプ2シャーシ | |
タイプ3(強化)シャーシ | |
タイプ4(強化)シャーシ | |
タイプ5(強化)シャーシ | |
スーパーXシャーシSS | |
VZシャーシ・FRP・F | |
FM(強化)シャーシ | 5.000 |
ゼロシャーシ | |
スーパーXシャーシ | 6.000 |
VZシャーシ | |
VSシャーシ | |
N-01ノーズユニット(黒)※ | |
スーパー1シャーシ | 8.000 |
スーパーFMシャーシ | |
スーパーTZシャーシ | |
スーパー1強化シャーシ |
※MSシャーシはセンターではなくノーズユニットにスラスト角が設定されている。
スラスト角は、フロントステーにもついているので、そちらの項目も参照しよう。
ボディ †
ボディは、コースにあわせた適性と特性を持つボディを選んでいくことが基本。外見はビジュアルボディで変更できるので、この機能を使って好みの外見にしていこう。
ジャンプが多いならバウンド抑制、スローブやバンクが多いならブレーキ効果UP、オフロードならオフロード適性UP、ロングコースなら節電UPなど、適切なボディ特性に切り替えていく。
▲ボディ特性は、伝承が可能になった。ハイブリッドなボディを自分で生み出すことも可能になっている。
ホイール&タイヤの考え方 †
前後の径の違いに応じて、スピードロスが発生するため、小径+小径、または大径+大径と、径を揃えることが大事。序盤のうちは、ホイールに小径ナローワンウェイ、タイヤは小径レストンスポンジや小径スリックといった組み合わせが基本。
ただ、フロントとリヤで、重さやスキルなどの性能がわずかに異なるので、慣れてきたら、リヤとフロントの違いも考えにいれてセッティングしていこう。
前後のタイヤ径を変えることで、スロープ対策のブレーキ替わりに使える場合もあるほか、前輪に重いリヤ用のホイールやタイヤを装着することで、重心を前に寄せ、ジャンプ時の飛距離を抑えることもできる。
小径~中径設定例 †
小径ナローワンウェイWトレッド・F | 小径ナローワンウェイWトレッド・R | 小径ラバーチェーン・フロント | 小径ラバーチェーン・リヤ |
大径設定例 †
大径ワンウェイWトレッド・F | 大径ワンウェイWトレッド・R | 大径スーパーハイトトレッドスポンジ・F | 大径スーパーハイトトレッドスポンジ・R |
アクセサリーは定番モノを装着 †
アクセサリーは、基本的にデメリットはないので、手持ちから4つを選択すればいい。
序盤のうちは、持っているものの組み合わせでOKだ。
具体的な使用パーツは人によって好みが異なるが、ゴールドターミナルB、フッソコートギヤシャフト、強化ピニオンギヤ、強化中空軽量プロペラシャフトなどが定番。
なお、アクセサリーは何もつけないのはもったいないので、低レアリティでもいいので何かしらつけるようにしたい。
また、シャーシにスキル“アクセサリー拡張”があれば、5つ目のアクセサリーを装着できる。
注目のアクセサリー †
アイコン | 覚醒スキル / パーツ名 | 速 | 力 | 安 | 耐 | 重 |
---|---|---|---|---|---|---|
ゴールドターミナルB | 50.0 | 5.0 | 0.0 | 1.0 | 1.0 | |
アルミモーターサポート(レッド) | 7.0 | 30.0 | 0.0 | 30.0 | 1.5 | |
強化ピニオンギヤ | 17.0 | 13.0 | 0.0 | 1.5 | 0.1 | |
フッソコートギヤシャフト | 15.0 | 15.0 | 0.0 | 0.2 | 0.3 | |
強化中空軽量プロペラシャフト | 16.0 | 30.0 | 0.0 | 0.2 | 1.0 |
そのほかのパーツの考え方 †
フロントステー †
フロントステーはスラスト系のスキルを持っており、装着することでスラスト角を調整できる。基本的には、速度が上がるアッパースラスト系を使い、ロングコースなどでは、スタミナ耐久を強化したものを使用するといい。
また、重心を前に寄せるためのパーツとしても使えることも覚えておこう。
▲スキルをタップすると、詳しいスラスト角が表示されるので参考にしよう。なお、スラスト系のスキルはシャーシにもついており、マシン自体のスラスト角は、その合計になる。
リヤステー †
リヤステーの一部は、スキル“ブレーキ減速”の効果を持っている。これは下り坂などで着地失敗やバウンドをするときに有効で、その後のジャンプでの着地失敗を防止してくれる。
ただし、減速の効果を高めすぎると今度はタイムが遅くなることがある点に注意。また、一部のステーは、覚醒スキルを持っているので、これも考慮して選択しよう。
ローラー †
ローラーの選び方は十人十色でさまざまな考え方があるが、基本的にはコーナー安定を高めつつ、スピードを上げるパーツとして使われる。
“ローラー抵抗抜き”と“ローラー摩擦を弱める”でスピードを上げたローラーを用意し、これらをフロントかリアにつけていく。
サイドはローラー抵抗の影響を受けにくいので、“ローラー軽量化”を行った専用ローラーも用意しておきたい。また、一部のローラーは覚醒スキルを持っている。
注目のローラー †
アイコン | 覚醒スキル / パーツ名 | 速 | 力 | 安 | 耐 | 重 |
---|---|---|---|---|---|---|
14mm軽量セットアップローラー | 10.0 | 0.0 | 45.0 | 2.5 | 0.6 | |
17mmゴム付きアルミディッシュ(青) | 0.0 | 0.0 | 105.0 | 15.0 | 1.9 | |
19mmゴム付きアルミベアリング | 0.0 | 0.0 | 104.4 | 12.5 | 4.0 | |
19mmゴム付きアルミ・エアロ | 0.0 | 0.0 | 102.0 | 13.0 | 2.0 | |
[奥50] [L]14mmハイトローラー(青緑) | 0.0 | 0.0 | 90.0 | 20.0 | 2.0 |
▲ステーやウイングにつけたパーツによって、ローラーを装着できる箇所も変わってくる。
スタビライザー †
本来はコーナー安定度を高めるパーツだが、スピードアップ用のパーツとして使われる場合が多い。
最大で3つ装着できるので、改造の“スタビ摩擦を弱める”で減速効果を下げたものを3つ用意しておこう。ただし、優先度は低めなので、後回しでもOK。
ウェイト †
ウェイトは、前に重心を傾けることで、ジャンプの距離を抑えることができる。これで着地失敗などを抑えることができる場合があるので、コースによっては前重心を意識してセッティングしていこう。
アンダーガード †
基本的に走行の安定性を高めるためのパーツ。スタビ減速やブレーキ減速のスキルを持つ。序盤のうちはあまり気にかけなくても問題ない。
エクストラパーツ †
通常のパーツとは別に装着できる特殊なパーツ。まだ数は少ないので、序盤はあればつけておくでOK。最終的に性能を特化させた改造をしていき、状況にあわせて付け替えていきたい。
主なエキストラパーツ †
アイコン | 覚醒スキル / パーツ名 | 速 | 力 | 安 | 耐 | 重 |
---|---|---|---|---|---|---|
[特30] GPチップ | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 2.5 | |
[奥50] [L]フロントスタビライザー(青緑) | 0.0 | 0.0 | 75.0 | 10.0 | 4.3 |
セクションを見て対策を考える
サーキットにどんなセクションがあるかを確認し、それぞれのセクションに対応していくことが重要。また、雨や雪の場合、その対策を最優先しよう。
コース詳細画面で、使用されているセクションの一覧を見ることができるので、しっかり確認していこう。
なお、例えば“3連タイフーンドーム”を減速させるために利用するなど、“デメリットを逆に活用する”という方法もあることを覚えておこう。
主なセクションとその対処法
セクション / 天候 | 対策 |
---|---|
バンク | ●タイヤ径を小さくする |
ウェーブ | ●スキル“ウェーブ”のついたパーツを使う |
スロープ | ●ローラー摩擦を上げて直前のコーナーで減速 ●重心を前にしてジャンプの飛距離を抑える |
芝セクション | ●スキル“オフロード”のついたパーツを使う ●パワーの高いパーツを使う |
ダートセクション | |
3連タイフーンドーム | ●スキル“耐風”のついたパーツを使う |
デジタルコーナー | ●スタミナ耐久の数値が高いパーツを使う ●軽量化して、マシンが受けるダメージを抑える |
デジタルウェーブ | ●スタミナ耐久の高いパーツを使う ●スキル“ウェーブ”のついたパーツを使う ●スキル“デジタル”のついたパーツを使う |
ループチェンジャー | ●スキル“ブレーキ減速”の数値を低くする |
雨 | ●スキル“耐水”がついたパーツを使う ●タイヤ摩擦を上げる ●コーナー安定を上げる |
雪 | ●スキル“耐雪”がついたパーツを使う ●スキル“耐ブレーキ改善(雪)”がついたパーツを使う |
▲コースプレビューで、使用されているセクションの確認が可能。
リタイヤの原因から対策を探ろう! †
リタイヤする場合、その原因から、対策を探っていくことがポイント。
バウンド †
ジャンプやレーンチェンジでバウンドしてのリタイヤの場合、対策はブレーキ、もしくは最高速度・加速度(パワー)を抑えていく。
また、制振を高めたり、エアロダウンフォースを高めるという方法もある。
耐久不足 †
耐久不足の場合は、単純にスタミナが削られている。とにかくスタミナ耐久を盛っていく。
オーバースピード †
スピードに対してコーナー安定が足りない場合に発生するので、スピードを下げるか、コーナー安定を高めるかの調整を行っていく。
ジャンプ後のコーナーで飛ぶなら加速度を下げるのもあり。
改造の考え方 †
改造については、ローラーなら摩擦を高める、モーターならパワーやスピードを高めるなど、改造の方向性を最初にしっかり決め、基本的には長所を伸ばしていく。
ただ、モーターに関しては、スピード重視で改造したレブチューンや、ある程度スピードを伸ばしたトルクチューンなど、さまざまなタイプのものを用意しておきたい。
モーターの種類をいくつか用意しておけば、そこを変えるだけでオーバースピードを防げることもあるからだ。
結果ランクは気にしなくてOK
改造の結果ランク(職人技など)は最初は気にしなくてもいい。方向性が決まったら、最終的に再改造で“至高の逸品”を目指していく。
なお、例えば“イイ感じ”でレベル50にしてその後再改造で“至高の逸品”にした場合と、最初から“至高の逸品”でレベル50にするのでは、最終的な数値に違いはない。
また、“〇〇の極意”系のアイテムを使えば、必ず“至高の逸品”になるので、重要パーツはこれを使うのもあり。
▲改造は、できるだけ最初に決めた方向性を守りたい。変にあとから方向性の異なる改造を行うと、中途半端な性能になる場合もある。
超速グランプリの結果をヒントにしよう! †
超速グランプリに参加すると、レースの分析やトレンドパーツの確認などが可能になる。
仮に敗退しても、これらをしっかり吟味・分析することが、セッティングの大きなヒントになることも多いので、積極的に参加しよう。また、序盤のうちは、シャーシちゃんのアドバイスも意外に重要となる。
パーツトレンドを参考にする †
超速グランプリでは、メイン画面でパーツトレンドをタップすると、レースで使われたパーツのトレンドが表示される。セッティングの参考になるので必ずチェックしておきたい。
レース結果を参考にする †
メイン画面の“レース一覧”をタップすると、過去のレースの結果とリプレイを参照できる。1つ前のレースの結果も確認できるので、リプレイやレース分析をチェックしていこう。
▲リプレイではレースの分析も可能。レース内容もスキップしないでしっかり確認し、どこでコースアウトしたか、どこでペースダウンしたかを把握すれば対策しやすい。
おまかせセッティングについて †
自動でセッティングを行える機能。そう考える必要のないレースでは、おまかせに任せるのも手。おまかせセッティングでは、“一括セッティング”と“カスタムセッティング”を選択可能。
“一括セッティング”は、セッティング傾向に従ってパーツを一括で変更。“カスタムセッティング”はパーツの装着箇所ごとにセッティング傾向を選択できる。セッティング傾向の種類は以下の通り。
セッティング傾向の種類 †
- 速さ重視
- 加速重視
- コーナー重視
- ダメージ抑制
- カスタム
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