トレンド考察(2020年7月)
超速グランプリのAクラスでよく見かける、流行の組み合わせ方を考察していきます。
今月の注目ポイント †
7月の超速グランプリは、これまで以上に幅広いセッティングを見かけることが多かった。
なかでもシーズン25~26では、4種類すべてのモーターが使われるほどセッティングの幅が広いレースとなっていた。
- シーズン25~26
どのモーターでも上位タイムを狙えるセッティング! - シーズン23~24
最高速度を出すためのアクセサリーと、節電効果に新たな流行が!
シーズン25~26(7月15日~7月29日) †
トリプルドラゴンサーキット †
ドラゴンバックやドラゴンジャンプが特徴的なサーキット。最高速度とコーナー安定のバランスをとることが重要となってくる。
ボディ †
全ボディ中トップクラスの最高速度を誇るサイクロンマグナムは今回も大活躍。
さらに人気の節電UPの効果を持つボディでは、入手しやすくスピードの高いスーパードラゴンJr.に加えて、最軽量のファイターマグナムVFXも使用者が増加。
それに加えて、新特性の節電UP+の効果を持ったシャイニングスコーピオン(黒メッキ)も猛威をふるっていたほか、バウンド対策にネオトライダガーZMCを使う人も見られるなど、ボディの選択肢も広がってきていた。
代表的なパーツ †
アイコン | 名称 | ボディ特性 |
---|---|---|
サイクロンマグナム | かっとびマシン | |
シャイニングスコーピオン(黒メッキ) | 節電UP+ | |
スーパードラゴンJr. | 節電UP | |
ファイターマグナムVFX | 節電UP | |
ネオトライダガーZMC | バウンド制御UP+ |
アクセサリー †
完走するまでに30秒以上かかるコースなので、節電効果のあるアクセサリーを複数つけるのが基本。
さらに最高速度と加速度の両方ともある程度必要なので、ピニオンギヤ(紫)で最高速度を上げつつ中空プロペラシャフトで加速度を上げていくスタイルが多く見受けられた。
代表的な組み合わせ †
アイコン | 名称 | 代表的な改造項目 |
---|---|---|
ゴールドターミナル | ターミナル磨き×4 ターミナルチェック×2 | |
放熱フィン | 冷却能力向上×6 | |
ピニオンギヤ(紫) | ギヤ慣らし×6 | |
中空軽量プロペラシャフト | ギヤ慣らし×6 |
その他 †
今までの超速グランプリのなかでも、使われているモーターの種類の幅が広いレースとなっていた。
セッティングのパターンは大きく分けて2つ。1つめが、ハイパーミニやFA-130ノーマルといった消費電力が低いモーターを使ったもの。
この組み合わせではコースアウトしにくいので、タイヤを小径+大径にして最高速度を上げて後半に追い上げていくことができる。
もう1つの組み合わせは、最高速度が前述のものよりも高いトルクチューンやレブチューンを使ったもの。
こちらは逆にタイヤを小径+小径にすることでコースアウトしにくくして、序盤から中盤にかけて逃げきっていくスタイルだ。
組み合わせの例1後半追い上げ型 †
カテゴリ | パーツ | 代表的な改造項目 | |
---|---|---|---|
モーター | ハイパーミニ | 3Vブレークイン (バランス重視)×2 3Vブレークイン (回転数重視)×4 | |
ホイール | F | 小径ナローワンウェイ・フロント | タイヤの固定×2 ギヤ精密調整×4 |
R | 大形ライトウェイト(白)・フロント | 限界軽量化×2 タイヤの固定×4 | |
タイヤ | F | 小径レストンスポンジ(青)・フロント | トレッドパターン加工×2 タイヤウォーミングアップ×3 タイヤ真円出し×1 |
R | 大径スポンジ(青)・フロント | トレッドパターン加工×2 タイヤクリーニング×4 |
組み合わせの例2 先行逃げ切り型 †
カテゴリ | パーツ | 代表的な改造項目 | |
---|---|---|---|
モーター | トルクチューン | 冷却ブレークイン (回転数重視)×2 3Vブレークイン (バランス重視)×3 冷却ブレークイン (トルク重視)×1 | |
ホイール | F | 小径ナローワンウェイ・フロント | タイヤの固定×2 ギヤ精密調整×4 |
R | 小径ナローワンウェイ・フロント | タイヤの固定×2 ギヤ精密調整×4 | |
タイヤ | F | 小径レストンスポンジ(青)・フロント | トレッドパターン加工×2 タイヤウォーミングアップ×3 タイヤ真円出し×1 |
R | 小径レストンスポンジ(青)・フロント | トレッドパターン加工×2 タイヤクリーニング×4 |
シーズン23~24(7月1日~7月15日) †
ウルトラオフロードサーキット †
ダートや芝といったオフロードセクションでいかにスピードを落とさずに、最高速度を出せるのかがカギとなったサーキット。
ボディ †
オフロードセクションが複数用意されているため、ボディ特性にオフロード特効UPがついたダッシュ5号D.D.などのボディが大活躍!
なかでもコース適性がストレートなマンタレイJr.は使用者が多く、上位陣の大半が採用していたほどだった。
オフロードセクションで減速してしまうが、サイクロンマグナムでその他のセクションでの最高速度を上げて対応するプレイヤーも少なくなかった。
代表的なパーツ †
アイコン | 名称 | ボディ特性 |
---|---|---|
サイクロンマグナム | かっとびマシン | |
ダッシュ5号 D.D. | オフロード特効UP | |
マンタレイJr. | オフロード特効UP |
アクセサリー †
減速するセクションこそあるものの、かなりの高速サーキットだったこのシーズン。
そのため、節電効果のあるパーツは1つあれば十分効果が得られていたため、ゴールドターミナルか放熱フィンのどちらか1つのみ装備する人が多かった。
これにより空いた1枠に選ばれることが多かったパーツが、フッソコートギヤシャフト。
上位陣のあいだでもより速い最高速度にするためには、このパーツが最適だったようだ。
代表的な組み合わせ †
アイコン | 名称 | 代表的な改造項目 |
---|---|---|
ゴールドターミナル | ターミナル磨き×4 ターミナルチェック×2 | |
フッソコートギヤシャフト | ギヤシャフト固定×2 回転ブレのチェック | |
ピニオンギヤ(紫) | ギヤ慣らし×6 | |
中空軽量プロペラシャフト | ギヤ慣らし×6 |
今月の総評 †
今月は、最高速度域が大きく変化した1カ月となった。スピードのパラメータを上げるだけでなく、パワーもある程度上げたほうが最高速度が高くなることが広まったのが大きな要因となっているようだ。
なかでも注目を集めたパーツがピニオンギヤ(紫)ではないだろうか。しっかり改造すれば真ちゅうピニオンギヤよりも最高速度が高くなるので、加速性能と最高速度のどちらが必要かによって使い分けていくのがいいだろう。
またコースタイムがおよそ30秒台あたりを境目に、節電の効果を得られるパーツをいくつ用意するかの基準が見えてきた点もかなり大きい。
これからのアクセサリーは、今まで“4種の神器”と呼ばれたものだけではなく、コースに合わせて組み合わせを変えて最高速度を変えていくことがポイントとなりそうだ。
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