トレンド考察(2021年5月)
超速グランプリのAクラスでよく見かける、流行の組み合わせ方を考察していきます。
今月の注目ポイント †
- シーズン66
芝セクションをボディで対策 - シーズン67~68
新パーツの登場でFMマシンが大躍進
シーズン66(4月28日~5月5日) †
GW超速グランプリサーキット2021 †
シンプルな高速サーキットで、芝セクションによる減速への対処がポイント。
ボディ †
モーターのハイパーダッシュの使用が解禁されたシーズン66では、通常のグランプリ以上の最高速度を追求したセッティングで挑むことになりました。
セッティングに違いが出たのは、芝セクションへの対処の部分でしょう。
芝セクションを対策する場合に多く用いられていたのが、トライダガーX プレミアムです。専用改造の“リョウのスピード強化”でオフロードの性能を付与できるのがポイント。
この改造を施せば、スキル“オフロード”を持っていないタイヤでも、オフロードセクションで減速しにくくなるのです。
このボディに現在最大のタイヤ系を誇る大径スーパーハイトスポンジを組み合わせることで、かなりの好タイムで走れたようです。
こちらのボディを持っていない場合の対処法として、あえて大径スパイクなどのスキル“オフロード”を持ったアイテムを使わずに、芝セクションの対策をしないという手もありました。
最高速度を高めておき、マシンを軽量化したうえで最高速度到達時間も短くすることで、芝セクション通過後にリカバリーをしていく方法がとられていたようです。
ボディ特性伝承例 †
ボディ | ボディ特性 | アシスト効果1 | アシスト効果2 |
---|---|---|---|
トライダガーX プレミアム | (S)ドラゴンビート | スピードUP+ | オフロード特効UP |
ビートマグナム | (S)ドラゴンビート | スピードUP+ | スピードUP |
セッティング †
今回のグランプリでは、ボディ特性の(S)ドラゴンビートや大径スーパーハイトスポンジなどが追加されたことで、前回ハイパーダッシュが解禁されたシーズン49よりもマシンの最高速度をさらに速くできました。
そのため、コースアウトしないために必要なコーナー安定の数値が一段と高くなっていました。
そこで前回同様に複数段のリヤステーを使うことで、つけられるローラーを増やしてコーナー安定を高める方法がポイントでした。。シーズン49以降に、さらに軽量でローラーを2つつけられるスペーサー付FRPワイド・リヤが登場しているので、こちらを使うレーサーも多かったようです。
代表的なリヤステー(複数段) †
アイコン | パーツ名 | 速 | 力 | 安 | 耐 | 重 |
---|---|---|---|---|---|---|
スペーサー付FRPワイド・リヤ | 0.0 | 0.0 | 37.0 | 55.0 | 5.0 | |
ダブルアルミリヤステー | 0.0 | 0.0 | 39.6 | 60.0 | 6.0 |
シーズンタイムランキングTOP100 †
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シーズン67~68(5月5日~5月19日) †
ハイスピンサーキット †
ループチェンジャーとショートスロープの2つの難所が待ち受けるサーキット。
セッティング †
まず、FMマシンが大活躍していた点が見逃せません。これは、スペーサー付(-6)FRP強化マウント・Fの登場が大きく影響していると思われます。
これまでFM系のシャーシはスラスト角が高いため、速度が出しにくい部分がありました。しかしこのフロントステーの登場で、スラスト角を0.000にできるようになりました。
そこで注目されたのが、スーパーFM強化シャーシです。パラメータが全体的に高いこのシャーシが扱いやすくなったことがかなりの追い風になりました。そのうえデジタルコーナーもあるため、スタミナ耐久も高く扱いやすいものが多いFMマシンのボディは相性がよかったようです。
また、今回のサーキットでは、減速が必要なショートスロープのあとに、一定以上の速度が必要なグライドバンクとループチェンジャーが続いていました。
この2カ所をクリアするために重視されていたのが、最高速度到達時間でした。ショートスロープをリヤブレーキステー・ソフトなどの、ある程度スキル“ブレーキ減速”が高いリヤステーで一気に減速。最高速度到達時間を短くすることで、続く2カ所のセクションを通過できるようにしていたようです。
そのため、スタミナ耐久が上がるボディ特性のなかでも、パワーが大きく上昇する(S)アクセルアーマーを使うレーサーが多かったようです。
そしてボディのなかでも、スタミナ耐久とパワーの数値が高めのブロッケンギガント・ブラックSPを使い、軽量に特化した改造を施していたようです。
これはこのサーキットが短いために節電を強化するよりも、軽量化の改造に特化することでデジタルコーナーで受けるダメージを減らしたほうが効果的だったからのようです。
代表的なシャーシ †
アイコン | パーツ名 | 速 | 力 | 安 | 耐 | 重 |
---|---|---|---|---|---|---|
タイプ5シャーシ(黒/黒) | 20.0 | 0.0 | 7.92 | 20.0 | 17.0 | |
ゼロシャーシ(黒/黒) | 15.0 | 5.0 | 8.76 | 13.5 | 15.1 | |
FMシャーシ(黒/黒) | 9.0 | 11.0 | 8.52 | 12.6 | 18.0 | |
スーパーFM強化シャーシ(黒/青) | 22.0 | 8.0 | 12.00 | 25.0 | 17.8 |
シーズンタイムランキングTOP100 †
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関連動画 †
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今月の総評 †
5月のグランプリでは、ボディの改造の工夫が印象的です。
シーズン66では前月同様にボディの専用改造を使うことで、よりサーキットの特性にあったマシンを作れました。
シーズン67~68でも、限界軽量化×2と冷却能力向上×4という鉄板構成ではなく、限界軽量化×2と軽量化×4という改造が施されていました。
新しいボディを手に入れたらすぐに改造するのではなく、グランプリでの適性を見極めてから改造をしていくことが大事でしょう。
また今月印象的だった点は、やはりFMマシンの活躍でしょう。これまで高性能だが扱いが難しいためにあまり使われていなかったパーツも、今後活躍する機会が出てくるかもしれません。
実際にスーパーTZシャーシやスーパー1シャーシなども、研究が進められているとか。既存のパーツのパラメータにも注目して、今から目をつけておくといいかもしれません。
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